2018.06.03 宇治田原

井沢元彦氏の『猿丸幻視行』という歴史推理小説を十数年ぶりに再読し、宇治田原に「猿丸神社」という神社があると知って、近場なのに行ったことがなかった宇治田原へ。

先に「禅定寺」というお寺に立ち寄った。本堂は寺には珍しい茅葺屋根で、宝蔵庫には十一面観音像がある。庭の蓮池には可愛いメダカが泳いでいる。静かな寺。私の他には訪問客もなく、本堂で寝そべったり本を読んだり、すっかり寛いでしまった。

禅定寺からバイクで数分の場所に、猿丸神社がある。先に述べた『猿丸幻視行』は、「柿本人麻呂と猿丸大夫」の謎や「いろは歌・藤枯歌」に隠された暗号など、歴史の闇に迫る江戸川乱歩賞受賞作品である。この小説の舞台は、ダム湖に水没した「猿男神社」とあり、宇治田原の猿丸神社とはされていないが、謎を秘めた場所を訪問するのはワクワクするものである。