作業に対する基本姿勢

立翔館は、取引会社から信頼され、尊敬される仕事をすることで、障害者の仕事に対して、企業が抱くイメージを変えていくことを目指します。

立翔館の紙器組立作業の受注量は、京都で最大の規模を誇ります。私達は、社会経済に則った活動環境の中でのみ、自立支援・就労支援が行えると考えます。

支援に対する基本姿勢

知的障害をもつ方に対する保護的・保育的な要素を排除し、「働く場」として機能することを追求します。

「働くこと=社会的な役割と責任を持つこと」を通じて、知的障害を持つ方が、人に頼らず、努力し、習得し、成長していける環境であることを目指します。

作業活動

企業からの下請作業(箱折作業中心)を行っています。

物量・品質・納期厳守の全てにおいて、企業に負けない仕事をします。
作業を通じ、労働への基本姿勢を身につけるだけでなく、仕事をすること・役割をもつことの喜びや厳しさも、その中で理解していけるよう支援を行います。

作業外活動

レクリエーションなど頻繁な催事は行いません。

定例年間行事は以下の2点です。
○ 忘年会(12月仕事納め後)
○ 宿泊旅行(2~3月頃/1泊2日/年1回実施)
メンバーを「子供扱いしたくない」という想いに基づいた方針です。

取引会社の方の声

  • 関東一円で紙器組立をしている事業所を全て当たりましたが、希望に叶う事業所は一軒もありませんでした。品質も人員の動きも、ズバ抜けて優秀です。私共の知る限り、立翔館さんは日本一です!(東京の会社の品質管理担当者様)
  • 立翔館は別格。他の外注先とは比較にならない。立翔館に仕事を頼むと他の外注先は使えなくなる。絶対的に信頼している。
  • 立翔館を訪問すると、いつも皆さんが礼儀正しく、気持ちの良い挨拶をしてくれます。うちの従業員にも見習わせたい。

学校の先生の声

  • 長年支援学校の教員をしてきましたが、こんなに勢いと活気のある作業所は見たことがありません。
  • 動作の遅かった子が信じられない速さで箱を折り、しゃべらなかった子が業務連絡をしている。学校時代、何もできなかった子達が、カッコ良く働いている姿に、訪問するたびに驚かされます。
  • 立翔館のメンバーさんは、軽度の方しか居ないという印象でしたが、実際にはA判定の方が高い割合で在籍されていると知って、驚きました。環境が彼らの表情を変えるのだと、改めて感じています。

保護者の方の声

  • 息子の進路決定の時期、多くの施設を片っ端から見学しました。しっくり来るところがなく進路が決まらない中、学校の勧めで立翔館を見学。立翔館は、外見こそボロ家(※当時)でしたが、中身が素晴らしかった。みんなが忙しそうに働いていて、活気があって、職員さんがしっかりした厳しさを持っていて…まさに『ここだ!』と思いました。その場で進路を決めました。
  • 何でも自分の力でさせてみることの大切さを、立翔館の職員さんの姿勢から学びました。自分の名前を漢字で書けるようになったり、怖がっていた目薬を自分で点せるようになったり…思いもよらないことでした。何より本人の「自分でできる!」という勢いに圧倒されています。できないと決めつけず、色んなことにチャレンジさせていきたいと思います。